第2話 輝きたい!

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第2話 輝きたい!

ミライは千歌の愛犬しいたけを撫でていた。 「ミライくん!」 辺りをミライは見た。 だが千歌の声はするが姿はなかった。 「ここだよ!」 上を見ると千歌は屋根の上で手を振っていた。 「危ないですよ!千歌さん!」 ミライはそう千歌に言った。 「大丈夫だよ!」 千歌はそう言って屋根から体を乗り出した瞬間千歌は手を滑らせてまっ逆さまに落ちた。 ミライは走り出して千歌をキャッチした。 「あれ?」 千歌は目を開けるとミライが千歌をお姫様抱っこして助けていた。 「大丈夫ですか?」 ミライはそう千歌に聞いた。 「う、うん!」 千歌はそうミライに頷いた。 「気をつけて下さいね」 ミライはそう千歌に言った。 「ありがとう、ミライくん」 千歌はそうミライに頭を下げた。 「それより!ミライくん!」 千歌はミライに密着するほど近づきミライを押し倒した。 「何ですか?」 ミライはそう千歌に聞いた。 「ミライくんもスクールアイドルに入ろうよ!」 そう千歌はミライに言った。 「いや、僕はダンスとか歌とかわからないですし」 ミライはそう千歌に言った。 「大丈夫だよ!曜ちゃんも居るし!」 千歌はそう言ってミライの腹部の方に手を当てた。 「ミライくん意外と筋肉あるんだね!」 千歌はそう言ってミライの腹部を触り始めた。 「ちょっと千歌さんくすぐったいですよ!」 ミライはそう千歌に言った。 「ここがくすぐったいの?」 千歌は悪い顔をしてミライの腹部を擦り始めた。 「千歌さん!ヒャッヒャッ!くしゅぐったいですよ」 そうミライは千歌に言った。 「千歌ちゃーんおは・・・・」 タイミング悪く曜が千歌を迎えに来た。 「あれ?曜ちゃんおはよう!」 千歌はミライを押し倒して居る姿に違和感なく曜に挨拶した。 「千歌!!!!」 後ろから千歌の姉の美渡が大声で怒鳴った。 ーーーバス停ーーー 千歌の頭にはたんこぶが出来ていた。 「ひどいよね美渡姉」 そう千歌は曜に言った。 「いや、どう考えても千歌ちゃんが悪いでしょ」 曜はそう千歌に言った。 「すみません」 ミライは頭を下げた。 「いや、ミライくんは被害者だから悪くないけど」 そう言って曜はバスを待っていた。 「ねぇ、ミライくんお願いだからスクールアイドルに入ってよ!」 千歌はそう頭を下げた。 「わかりました」 ミライは諦めた表情をして入部した。 ーーー浦ノ星女学院ーー
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