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その歌声とダンスに梨子は見惚れていた。
「すごい・・・」
梨子はそう言ってミライの世界に引き込まれていた。
「はっ!」
ミライは体を左に回転してポーズを取った。
「どうですか?」
ミライはそう梨子に聞いた。
「すごく、綺麗だった!歌もダンスも!」
梨子はそうミライに言った。
「ありがとうございます」
ミライはそう梨子に言った。
「ねぇ、ミライ君って昔歌とかダンスとかしてたの?」
梨子はそうミライに聞いた。
「いえ、僕は歳が離れた兄さんの1人に格闘技の訓練をしていました。」
ミライはそう梨子に話した。
「へぇ~」
梨子はミライをじっと見た。
男の子でダンスや歌が上手い優しい青年に少し憧れを持っていた。
「あれ?梨子ちゃーん!ミライくーん!」
後ろから誰かが声を掛けた。
それは二人の同級生の千歌だった。
「何やってるの?」
千歌はそうミライと梨子に聞いた。
「いえ、梨子さんを僕達のチームに入れないか聞いてたんですよ」
ミライはそう梨子を見た。
「そうなの?梨子ちゃん?」
千歌はそう梨子に聞いた。
「えっ?」
梨子は少し考えて言った。
「私。スクールアイドルに入ります!」
梨子はそうミライと千歌に言った。
だが。
地面が揺れ始めて地面から巨大な鉄の巨大生物が出現した。
「グルウウウウウウウ!」
現れたのは土の魔王獣マガグランドキングだった。
ミライはそれを見て千歌と梨子を避難させようとした。
「お二人とも早く逃げてください!」
ミライはそう二人に言った。
「足に力が入らない」
千歌はそうミライに言った。
ミライは千歌を抱き抱えた。
「でも走ってもあの怪物に追い付かれちゃうよ!」
梨子はそうミライに言った。
「なら!」
ミライはポケットからケースを取り出し一つのカプセルを一つ持ちそれをマガグランドキングに向けて投げた。
そのカプセルから怪獣が出現した。
「ミライくん!今何投げたの?」
千歌はそうミライに聞いた。
「カプセル怪獣のミクラスを投げたんですよ」
ミライはそう二人に言った。
「カプセル怪獣?」
梨子は頭に?マークを浮かべた。
「簡単にいうと僕の友達です」
ミライはそう言って走り出した。
ーーー避難所ーーー
ミライは千歌と梨子を置いてミクラスの元に向かった。
「待ってよ!ミライくん!」
千歌はミライを呼び止めた。
「必ず戻ります!」
ミライはそう言って走り出した。
「ミライくん」
千歌は目を閉じて願った。
ミライが必ず戻って来てくれる事を。
「彼は君たちの友達なのかな?」
そう白いスーツを着た男性が二人に聞いた。
「えっ?は、はい」
梨子はそう男性に言った。
「なら、力を貸しにいかないとな」
男性はそう言って歩き始めた。
ーーー浜辺ーーー
ミクラスはマガグランドキングに体当たり攻撃を仕掛けながらマガグランドキングの進行を抑えようとした。
だがマガグランドキングの装甲はミクラスの力では全く無力だった。
「ミクラス!もういい!」
ミライはそうミクラスに言った。
「バロロロロロロ」
ミクラスは光になりカプセルになった。
「マガグランドキング!お前の相手は僕だ!メビウース!」
ミライはメビウスブレスを出現させてウルトラマンメビウスへと変身した。
「セアッ!」
メビウスはマガグランドキングに回し蹴りを打ち込んだ。
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