第1話 転校生はメビウス

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千歌はそうミライに聞いた。 「いえ、浦の星って学校に転入してきたんですよ」 ミライはそう千歌に言った。 「えっ?うちの高校に編入してきたの?」 そう千歌はミライに聞いた。 「はい!」 ミライはそう頷いた。 「ねぇ、どこに住んでるの?」 千歌はそうミライに聞いた。 「えっと、まだどこに住むか決めてません」 ミライはそう言って千歌を見た。 「ねぇ、うちに住まない?」 千歌はそうミライに聞いた。 「えっ?」 ミライは千歌を見た。 「うちなら大丈夫だと思うよ」 千歌はそうミライに言った。 「しかし」 ミライは千歌に何か言おうとした。 「お母さんとお姉ちゃん達も何も言わないよ!」 そう千歌は笑顔で言った。 「ですが」 ミライは迷惑じゃないかと言おうとした。 「私の家旅館してるから問題ないよ」 そう千歌はミライに言った。 「なら、お言葉に甘えて」 ミライはそう千歌に笑顔で言った。 ーーー旅館・十千万ーーー ミライと千歌は十千万に到着して千歌の姉に自己紹介をして当面の間住むことにした。 「ミライくん。千歌の事をお願いね」 そう志満はミライに頭を下げて言った。 「はい!」 ミライはそう二つ返事で言った。 「ミライくん、部屋に案内するよ」 そう千歌はミライに言った。 「はい!」 ミライはそう頷いた。
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