第1話 転校生はメビウス

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浦の星学院ーーー ミライは片手にカバンを持って千歌と一緒に学校行きのバスを待っていた。 「あっ!千歌ちゃーん!」 後ろから誰かが千歌を呼んだ。 それは千歌の幼なじみの渡辺曜が走って来た。 「曜ちゃん!おはよう」 そう千歌は手を振った。 「千歌さんの友達ですか?」 ミライはそう千歌に聞いた。 「うん!」 千歌はそう頷いた。 「ねぇ、千歌ちゃんその隣な人は?」 曜は千歌に聞いた。 「あっ、この人はねうちに住んでるヒビノミライくんだよ」 そう千歌は曜に紹介した。 「ヒビノミライです。よろしくお願いいたします!」 ミライはそう頭を下げた。 「ミライくん、私は渡辺曜だよ!ヨーソロー」 曜は敬礼してミライに挨拶をした。 「よ、ヨーソロー」 ミライは同じく敬礼した。 三人は笑いながら学校に向かった。 ーーー浦の星学園ーーー ミライは自己紹介を終えて千歌の隣の席に座りクラスメイトの女子生徒達に質問をされていた。 「ねぇ、ミライくんどこに住んでるの?」 そう女子生徒はミライに聞いた。 「十千万に住んでます」 ミライはそう言った。 「えっ?千歌ん家で住んでるの?」 女子生徒はミライに聞いた。 「はい!」 ミライは笑顔でそう言った。 「ち~か~!!!!?????」 多くの女子生徒が千歌を睨んだ。 「えっ?」 千歌は頭に?マークを浮かべていた。 ーーー放課後ーーー 千歌とミライと曜の3人は部員集めをしていた。 「スクールアイドル部でーす!」 そう千歌は大声で呼び込みをしていた。 ミライは笑顔で呼び込みをしていた。 「千歌ちゃん、もうやめようよ」 曜はそう千歌に言った。 「まだまだ!」 千歌はふらつきながらそう言った。 ミライは片手にポカリを飲みながら辺りを見た。 「あっ!」 ミライは何かを見つけた。 それは赤い髪の幼い顔立ちの少女と少し大人しげなクリーム色の髪の少女だった。 「美少女?」 曜はそう言った。 「みたいですね」 ミライはそう言って二人の少女をじっと見ていた。 「あれ?千歌ちゃん?」 曜は千歌が居なくなり辺りを見た。 「ねぇ!」 千歌はいつの間にか二人の少女の前に立っていた。 「ずら!?」 クリーム色の髪の少女は少し驚いていた。 「ずら?」 千歌はそう女子生徒が言った方言を言った。 「いや、何でもありません」 そう女子生徒は言った。
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