プロローグ

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プロローグ

一人の少女が涙を流しながら座り込んでいた。 「大丈夫か?」 帽子を被った青年がそう少女に聞いた。 「うん」 少女はそう頷いた。 「ケガしてるのか?」 青年はそう少女に聞いた。 「うん」 少女は頷いた。 「家までおぶってやるよ」 そう青年は言った。 「ありがとう」 少女はそう言った。 青年は少女を背負って少女の家まで送った。 ーーーその日の夜ーーー 少女は目を覚まして外を見た。 外には不気味な黒い霧が辺りを包んでいた。 少女は外に出た。 外には多くの人々が逃げていた。 「何あれ?」 少女は黒い巻き貝の様な甲羅をした怪物を見た。 怪物は触手を使いあらゆる物を破壊していた。 「やはり、闇の魔王獣の仕業か!」 そう言ったのは少女を背負って来た青年だった。 「早くここから離れろ」 そう言って青年は片手に短剣を持ちそれを不思議なリングに通した。 青年は光に包まれた。 少女は目を閉じたそして目を再び開けると光の巨人が怪物と戦っていた。 「これでトドメだ!オーブスプリームカリバー!!!!!!!!!!!」 持っていた大剣を怪物に向けた瞬間光のエネルギーは怪物に直撃して怪物を消滅させた。 「じゃあな」 そう言って巨人は空へと消えた。 これが静岡県海浦市の光の巨人の伝説である。 それから10年後。 新たな光の巨人が地球に向かっていた。
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