ペットの躾は飼い主の責任

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「あ、だめ。もっと……して」  喉の底を絞り出すように告げた自分の言葉にすら感じてしまい、リックは両手で顔を覆って小さく呻いた。  鳴上によって蕩かされたそこはすっかり貪欲になって、さらなる刺激を求めてうねっている。  このまま放置されるなんて耐えられない。狂ってしまう。 「だったら、はっきり伝えて。どこをどうされると、リックがどう感じるのか」  脳が痺れたようになっている。なにも考えられない。命じられたことに従うしかなかった。 「あの、そこが、お、しりが、」  とても目を合わせられない。鳴上の肩口に顔を埋め、羞恥でくじけそうになる気持ちを叱咤しながら、消え入りそうな声で続ける。 「うん、お尻が?」 「ひすいさんに、指で、ぐちゅぐちゅされると、そこ、とろとろに、なって、あっ、もう、」  伝えている途中で、抜け出ていた指を再び押しこまれる。さらにもう一本追加されては、もうたまらない。 「恥ずかしいことをされてるのに興奮して、こんなに大きくなってるんだ? リックはえっちな子だね」 「やっ、言わないでぇ」  顔を隠したまま激しく首を振る。中をかき混ぜながら、前をなだめられる。全身の感覚が下腹に集中する。
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