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光は、咲江が読み聞かせた童話や小説などを一度聞くと覚えてしまった。
礼二は、未来の子供だなと強く感じた。
小学生の授業中、光は、良く教師に質問したり意見言うようになった。
『教師泣かせの光ちゃん。』と知られるようになった。
同時にいじめも受けた。
『もらわれっ子!』そう言われるようになった。
光は、礼二や咲江、真司郎に『もらわれっ子て何?』と質問してきた。
礼二は、正直に未来の話をした。
『ふーん。』と光は淡白な受け答えをした。
そして、六年生になると読書感想文で賞状をもらった。
驚いた事に、出版会社から小説を書いてみないかと誘いを受けた。
礼二の勤める出版社と同じくらいの大きさの出版会社である。
担当編集者が、光を訪ねて礼二と会うとビックリした。
礼二は、編集長になっていた。
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