親友

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「未来!」 理恵は、未来の姿を見つけると泣きながら抱きついてきた。 部屋に通しても理恵は泣きっぱなしだった。 「どうしたの?理恵?」 「翼にね、別れたいって言われたの…。」 ん?理恵は上司と付き合ってるんじゃない?と聞きたかったが 「また、痴話喧嘩?」 と未来は言った。 「違うの…今回は、本気みたい。電話もメールしても返事がないの…。」 未来も困ってしまった。さっきまで自分の事で大変だったからだ。 「未来から翼に連絡してくれないかな?」 「分かったしてみる。明日も早いからとりあえずうちに泊まりな。」 ありがとうと言って理恵はまた泣き始めた。 未来は、理恵の背中を擦りながら憂鬱な気持ちになった。
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