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中で倒れてる、もしくは
外に飲みに行ってると思い込んでいたから
扉の真ん前で堂々と突っ立っていると
「うるせえな!何だよ!!」
「痛ってぇー!」
外開きのドアを思いっきり開いたら
ゴン!と飛羽のおでこにぶつかった。
「課長!生きてますよ!
それよりも私のおでこが大けがです!」
「課長?」
曽根さんが目に涙を浮かべながら
電話越しで話す飛羽を怪訝そうに見てる。
『おー、曽根は無事か』
「私が無事じゃないですよ」
『お前のことはどうでもいい。
ちょっと曽根に代わってくれ』
「そっちで曽根さんに直接・・・」
『あなたぁ~ん』
『ほら早くしろって!』
「・・・・・・課長なんて別れちまえ!
ほらっ!課長が曽根さんに代われって!」
課長に悪態をついてから
目の前で不思議顔をする曽根さんに向かって
飛羽は携帯を押し付けた。
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