時東《ときとう》飛羽《とわ》編

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「もしもし課長、お疲れ様です」 「おっ邪魔しまーす」 飛羽の電話を持って 部屋の中に入って行かれちゃったから 飛羽も曽根さんの部屋に入ってやった。 ベッドに腰を下ろして 課長が言う言葉を聞いてる曽根さん。 立ったままでその姿を見ていたけど この人、やっぱり風呂上がりだって気が付いた。 まだバスタオルを腰に巻いただけ。 おそらくあの下は・・・ パンツは穿いるのだろうか? 身体からもホワホワと湯気が見えてる。 出たてホヤホヤって感じだ。 いいな。 本当なら私もお風呂に入ってたのに。 常務の部屋のお風呂を借りようか悩んでなきゃ 課長からの電話も取らずに済んだのに。 ヒマだから部屋の中でも・・と 視線を逸らそうとしたときに気が付いた。 曽根さんの右腕に 大きな絆創膏が貼られているが それが剥がれそうになってる。
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