時東《ときとう》飛羽《とわ》編

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翌朝、ブッスーとした顔で 飛羽は2人と向かい合って座っていた。 「いったいどうしたんだい、時東クン」 「顔がめちゃくちゃブスだぞ」 「ふんっ!どうせ私はブスですよ!」 ブー垂れた顔で乱暴に食事をする飛羽を 2人は不思議顔で眺めてた。 せっかく気持ちよく眠っていたのに 柊理の彼女に夢の中でも暴れられた。 寝ちゃ悪夢を見て飛び起き 再び眠ろうとすると脳裏にあの女が出て来る。 おかげで飛羽は寝不足だった。 「ほら。俺のプリンをやるから。 機嫌を直せ」 もしかして俺の所為か? そう思い当たった曽根はご機嫌取りに。 「プリン?・・・・・・」 プリンを見たらあの女のケツを思い出して ムカムカッとしてきた。 「ったーきます!」 「うわっ!」 「ひと口で食べたぞ」 ムカついたから ひと口でプリンを口の中に流し込んだ。
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