時東《ときとう》飛羽《とわ》編

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出張に行ったのも 帰国したのが昨日なのに遠い昔の感覚だ。 それだけ自分の気持ちが乱されている。 柊理に対する気持ちに気が付いたと同時に 飛羽は失恋しちゃったんだもん。 はぁー・・・・。 知らずにため息が出ちゃったけど 頼んだパスタもデザートも、完食しちゃった。 昨夜から何も食べてなかったから 悩んでいたって食欲は普通だった。 いつも通りの食欲だったからか 松子もそんなに心配することなく お互い自分の部署に戻った。 はぁ・・・・。 あと5時間しか会社にいられない。 いっそ会社に泊ろうかな。 うちの会社って仮眠室ってないのかな。 どうでもいいことを考えながら 課長がランチに出かけた午後を独りで過ごした。
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