1966人が本棚に入れています
本棚に追加
飛羽は自分の家で
柊理が出迎えるのを自然と受け入れている。
それに気が付いたが
気が付かないふりをして
「うんめぇーな!
柊理っ、あんた料理の天才じゃない?」
「料理の鉄人、柊理さまだ!」
「あはは!バーカ」
「うんなろ!メシ食わせねえぞ」
「もう食っちゃってるもんねぇー」
「吐けっ!吐き出すんだジョー!」
「だれだよっ!!」
バカなことを言い合いながら
いることが当たり前のようにふるまった。
柊理の彼女がどうなっているのか
気になるけど訊けないし
訊きたくもないなって臆してしまうのなら
自分から出て行くまで見過ごそうとかな、と。
やっぱり家に誰かがいて欲しい。
家と店が同じで常に誰かいる環境で育ったから
誰もいない家に帰るのは・・・淋しいもん。
最初のコメントを投稿しよう!