時東《ときとう》飛羽《とわ》編

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夜ご飯を食べ 飛羽、柊理の順にお風呂も済ませるのは だいたい、いつもの行動。 ただ、いつもと違うのは 「オヤスミ、柊理」 「へ?・・・・・・」 寝る時間になって 飛羽が柊理を追い出さなくなったこと。 「なに?」 「なにって・・・・ 追い出さないのか?」 戦闘態勢で中腰の柊理。 両手を身体の前で受け身の姿勢を取っている。 「もういいよ。 追い出したって朝になればいるし。 私が疲れるだけだもん」 「・・・・・・・よっし!」 身体の前で構えていた手でガッツポーズしてる。 あはは、と笑いながら 飛羽は2階へと上がって行った。 彼女の存在が気にはなるが アイツから話そうとしないし なら、放っておくことにした。 ケンカ中ならなお更 飛羽は無関係だから。
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