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会社に持って行くバッグの中から
新しい名刺が入ったケースを取り出し
最後に入れようとテーブルに置くと
「こら!邪魔するな」
「ちょっと見せろ」
それをケースごと手に取った柊理は
勝手に中身を取り出し見ている。
「曽根・・・大介?男か?」
「大介って言えば
昔から親がつけたがる男の子の名前だな」
「俺なんて男なのに柊理だぞ」
「私なんて飛羽だ!
子供のころから男と間違えられた」
「な!学年が上がって最初の出席確認の時
必ず読めないか、男だと知って驚くか。
そのどっちかだったな」
「んだんだ!」
思いもよらないことで柊理と意気投合した。
「私なんて子供の頃のあだ名なんて
餃子屋だったからガーリックのガーリーだぞ!」
「俺なんて柊理だからシュリンプだぞ。
エビじゃねえっつうの!」
結構子供の頃のあだ名って
子供心に傷つくのが多い気がする。
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