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「こんなことなら少しはそういう知識をネットとかで調べてくんだった…食える野菜が歩いてくるわけでもないのに…」
そんな事を呟いているとどこからかポテポテと間抜けな音がしてきた。
「なんだ?この音は…」
音のする方を見ると足の生えたキノコがポテポテと音を鳴らしながら歩いてくる。
「…はぁ?」
その予想外の事態に思考が停止する。
歩いてきたキノコは近くに来ると数秒祐介の顔をツルツルなボディーで見上げるような動作をして何事もなかったかのように歩いて行った。
「…はっ!食料を見逃しちまった!?」
慌てて後を追うが意外に足が速いのか見失ってしまった。
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