天王寺・父をたずねて阪堺線

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停車、下車してホームに立つ母親の腕を 取ろうとしたがスルリと抜けた・・・。 示し会わせたように父親と“その人”は ホームへやってきた・・・。 狂気の母親に寄る術はなく・・・ 刃は“その人”の顔に走った。 庇う父親の腕と“その人”の顔から 流れる鮮血は・・・ (恋なんてするもんじゃない) 僕の心にも染みついた・・・。
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