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"正妻ポジションは譲らないからね。というか正妻ポジションなんて言葉を真面目な会話で使う日が来るなんて思わなかったなぁ"
"そこは弁えておりましてよ
3人とも悪意が無いんですもの。これが最善のかたちですわよ"
"でも、恋ちゃんは一生独身で終わっちゃうんだよ。事実婚て言葉もあるみたいだけど"
"そこは、細工は流々仕上げをごろうじろですわよ"
"え?まだなにかあるの?"
"調べたんだから、分かっているでしょう?
わたくしの家はちょいと普通じゃありませんのよ"
"ええと‥"
"目指せ、現実世界でエロマンガみたいなラブラブハッピーエンドですわ
やってやれないことはありませんわよ"
"それに期待するしかないね"
"2人が迎え入れてくれたんですもの、ハッピーエンドのプラン作りはわたくしの感謝の気持ちですわよ"
慎哉は正直ほっとした。
優しい世界は優しい世界のままだった
3人で仲よさそうにしているところを見た、姉と妹は呆れた様子だったが、神妙な口調で"ものすごく色々あったんだよ"と言ったらガンバと言って笑っていた。家族はよいものだ
しかし、3人の前にはまだ、立ちはだかっている者が居る
社会的信頼が厚く、正義感が強く、美貌から人気も高いが近所のおばさんのようなお節介属性をもって人のプライベートにズケズケものを言ってくる
美少女自治会長様をどうにか遠ざけないと、今後のお付き合いに関して障害になりそうであった
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