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遠方からわざわざ歩いて書類に名前だけを書いて、また遠方へと帰っていくだけの日々に疲れていた王様たちは、この家臣の提案にうなずいた。
それから3年、その国に1億人いる王様たちは国の物事を決めるのを家臣たちに任せていたが、意外とうまく国が回っていたので次の3年も家臣たちに国を任せ続けることにした。
もしも国を任せた家臣の中に悪い家臣がいたら大事ではあるが、一億人の王様が前みたいにわざわざ名前を書くためだけにズラッと並ぶのはとても面倒だ。
そのときはまた3年後のどの家臣に任せるか決める時に、悪い家臣を指名するのをやめたらいいやと一億人の王様たちは考えるようになったのだった。
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