~牢獄~

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彼は以前言った。 私が特殊な病気で、治せるお医者さんが彼しかいないのだと。 では私の病気は治ったのだろうか? ビョウキ?キミは本当にビョウキ? え?私が病気じゃないってこと? ケタケタケタ。さあどうだろうね? って!貴方は誰なの!? 誰だとオモウ? 分からないから聞いてるの! じゃあ分からないままでイイヨ。 知りたいから聞いているの! 知らなくてイイヨ。いつか分かるっテ。 今知らなくちゃいけないの! ナンデ? 何でって…貴方が誰か分からないからよ! だからそれはシラナクテいいって。 もういい!教えてくれなのね! オコッテル? ええ、とっても! キミ声出ないのによく僕と喋れたね。 あ、そういえば… 何でだとオモウ? それは…私が声を出していないから。 セイカーイ。じゃあどうしてボクタチは喋れるのカナ? ?……貴方が…人じゃないから…? ケタケタケタ。バイバーイ。 あ!待って!答えを聞いてない! バイバーイ。   オ ヤ ス ミ あれ?これ前にも誰かに言われたような… そこで私の意識は途切れた。
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