第3話 君に会いたい。

6/6
前へ
/67ページ
次へ
【黒澤家】 (扉を開閉音) 【どうぞ、中に入って…あれ?みらい?】 凛が辺りを見渡すと湊は壁の隙間から ひっよっこり顔を出した。 (あはっ、幽霊って浮いているから、 移動も楽になるから快適だ。) 凛はクスッと笑った。 【みらいって本当に面白いね。 先に座ってて。私、鞄を…って! みらい?!】 (ご安心ください。凛の鞄は部屋に、 置いておくから凛はゆっくり、  身体を休めてください。) 何て思いやりがある幽霊なんでしょう(笑) 普通、幽霊って見えないから、 どこを探しても分からないぐらいに そう簡単には見つからないでしょう。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加