第1話 幽霊になる前に

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【湊家】 【ただいま…。】 玄関に入ると誰もいなかった。 これはチャンスかもしれない。 【もう僕の人生なんてどうでもいい、 だから僕は生きる資格なんてない。】 湊はどう自殺すればいいのか分からない。 【みらいー、帰って来てるの?】 下から聞こえて来たのは母親だった。 【母さんだ…まずい隠れよう。】 湊は慌て部屋にある押し入れに隠れた。 母親は扉を開け部屋に入り 辺りを見渡した。 【みらいー、どこにいるのかな? 靴はあるのに…まさか隠れたりして…。 みらいー!】 母親は再びみらいを探しに下に降りていった。
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