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私達は真っ白な世界の中を響子の家ほうへ向かっていた。
私達の話は幼い頃から、
いつも尽きない。
好きなものの話も、
好きな歌の話も、
食べ物の話も、
テレビの話も、
好きな人の話も。
他の人と話すよりも盛り上がる。
だからすぐに響子の家についてしまう気がする。
「ね!ってかさ雪だるま作ろ!!」
私は響子に言った。
「え!?」
響子は戸惑っているような顔だった。
でも、笑っている。
「前、よくここで作ったじゃん!」
「うんーでも、寒くない??」
響子の意見がもっともだ。
「まあ、そんなこと気にしないの!」
私はそう言って、雪を手につかんだ。
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