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とりあえず名前を聞いてミオが猫耳少女の名前だということが分かった。
何か飲むかと聞いたらココアが飲みたいと言うので今二人でソファーに並んで俺はコーヒー、ミオはココア飲みながらテレビを見ている。
『お腹空いた』
これまた突然に。
「何か食べたいものある?」
『なんでもいい』
なんでもいいが一番困るんだよな~と思いながら冷蔵庫にあったものでとりあえずチャーハンを作る。
もうちょっと女の子が喜びそうな物が作れないのかって?
俺のメニューはチャーハンとカレー、おにぎり、カップラーメンしかないんだよ。
「はい、どうぞ。口に合うか分からないけど」
コトとお皿をミオの前に置く。
『いただきます』
丁寧に手を合わせて食べ始めるミオ。
ドキドキしながら反応を待っていると
『おいしい』
はあ~と長い息を吐き安心する。
初めて人に料理を目標振る舞ったからかなり緊張した。
ミオはパクパクと食べ続けあっという間に平らげた。
『ごちそうさまでした』
と食べ始める時と同じように丁寧に手を合わせる。
ご機嫌なのか耳がピクピクと動いている。
なんとなく触ってみたくなって手を伸ばす。
(うわ~フサフサしてる…)
しばらくフサフサしてるとパシッと手を弾かれた。
フイと向こうを向いてしまった彼女はまたテレビに夢中になっていた。
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