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お着替えだな!
早速着替えに取り掛かる
……………………。
壁に取り付けられた大きな鏡を見ての感想は、いつの間にか零れ落ちた。
「うむ、我ながら似合いまくりだ」
端から見たらナルシストとか言われそうだとは思う、けれども私は転生者なのでかなり真面目にそう思った。
だって今生の私はかなりの美形なんだもの……
私の幼いながらも整った顔立ちは父譲りであるし、母譲りの柔らかな金髪を持って生まれた訳で……
それが穏やかな笑顔を浮かべていたら、ねぇ?
まあ、悪い印象にはならないだろうさ。
先ほど私が着た高い材料で作られたであろう服は、とても着心地がよく丈もちょうど良いみたいだ。
すると……
コンコン、と軽快な音が聞こえる。
「マコトぼっちゃま、準備の方はよろしいでしょうか?」
シュラスさんだ!
「ああ、着替えは終わったよ。そちらの方は?」
「万事抜かりなく」
「そっか、お疲れ様……皆にも言っておいてね」
この人たちは本当にすごいなあ、素直に尊敬するよ
「承知致しました」
腰を折り体勢を元に戻すとこちらを見据える
「では出迎えに参りましょうか」
……。
ついに来たか……
うぅっ、なんか緊張してきたぁ
「ああ、わかったよ……案内よろしくね?」
つい、いつもの癖で首を傾げちゃった!
てへぺろ。
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