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「そうなのですねっ!お兄さまの婚約者ってどんな方なのですか?」 ありゃ? スルッと流されてしまった 流石、我が妹…… 賢いな。 「それは……」 「あら、随分かわいらしい子がいるのね……マコトゥリエ様そちらはどなたですの?」 「この子は私の妹ですよ、かわいいでしょう?」 「ええ、それはもう……"目に入れても痛くない"とはこの事かしら」 ……またカマ掛けしてるや、まあうちの妹が引っ掛かるはずが無いのではあるが 「そんな……いいすぎですよ、恥ずかしいじゃないですか~!」 おもいっきり引っ掛かってるっ!? あれ日本の諺(コトワザ)なんだけどなぁ…… おかしいなぁ 「なるほど」 思わず真顔でそう漏らしてしまったのも、仕方ないことだと思うんだ 「あら私としたことが……自己紹介がまだでしたわね、私はマシュキュリング・ケラミトス・ザード。この国の第三王女になります」 手で口を覆いつつ失敬失敬。失敗しましたー……と言っているような顔で言葉をもらしたあと、お淑やかに、優雅に。 王女としての立ち居振る舞いを見せつける 「あっ!申し遅れてしまってごめんなさい……私はレイエルドルファ・ウィンヴァッテン・ザードです、お兄さまをよろしくお願いいたしますマシュキュリングお義姉さま!」 健気な感じもso cute. 習った通りに振る舞えているし、言葉使いも完璧だね! リエラがかわいすぎてつらい……
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