会えない日々

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会えない日々

「じゃぁ、また。」 オレは君との通話を切った。 待ち受けに映るのは白い花に囲まれるキミ。 突然の異動で離れてから2年。 仕事の忙しさも手伝って会う時間すら取れないでいる。 それでも特に別れ話とかが出るでもなく続いている。 会う時間が取れない分、画面越しの会話はしている。 今日も仕事が終わってからの遅い時間になってしまったが、眠そうにしながらも君は喜んでくれた。 ただ、欲を言えば画面越しの君(キミ)に君(キミ)の熱はなくて、触れたいって気持ちだけが募っていく。 今度はいつ君に会えるだろう。 次の日、会議後に上司に引き止められた。 「今年は年末長めに休みを取っていいぞ。こっちに来てからろくな休みも取れてなかっただろう。」 上司の一言にオレは天にも昇る気持ちになった。 やっと君(キミ)にちゃんと会える。 そう考えたらオレはいてもたってもいられなくなって、早々に君にメールを打った。 「今年は帰れそう。クリスマスにいつもの場所で会おう。」
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