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「あなたの謎解きレベルは3です」
「最大レベルはいくつなんだろう」
謎解き経験者の男性は呟いた。
「それでは問題です」
ディスプレイに数字と渦の絵が映し出される。
2、6、10、13を読め
「数字と四角い渦巻きか。渦は4×4で扉にある文字列と大きさが同じだな。
渦は右下から始まって時計回りに中心へ。
2番目、6番目、10番目、13番目の文字を拾う。“ゆかのち”」
床には赤いインクで四角い枠の中にアルファベットが書かれていた。
「ABCDが答え、か。この枠も扉の文字列と同じ大きさだから……答えはさいのう」
扉が開いた。
「あなたの謎解きレベルは4です」
眼鏡の女性は謎が出てくるのを黙って待った。
「問題です」
左上=いか
下、右上=いきち
のとき、
左、下 で書かれたものを読め
「これだけでは解けなさそうです」
目当ての文字列は扉に書かれていた。
「“い”から始めて矢印の通り読んでいくと、インクですね」
もう一度部屋の中を探すと、床に赤いインクで何か書かれいてた。
「枠の中にアルファベット。さっきの文字列と重ねて読めば……さいのう」
扉が開いた。
「無料体験ですから、謎は易しめでしたね」
眼鏡の女性は少しがっかりしながら扉を出た。
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