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俺→ 武田 旬。
14歳の 中学3年生。
俺には、3歳上の兄がいる。
昔から文武両道、明るい性格の人気者で、
そんな兄と比べられるのが苦痛だった。
だから、あえて兄貴とは違う高校を目指して、
春から、塾に通う事にした。
典型的な理数系タイプの俺は、
数学は得意だが、英語は全くダメ(>_<)
その塾は、志望校ごとにクラス分けされてて、
30名ほどが同じクラスだった。
通いだして、中間テストが始まる頃
同中の奴と、試験範囲の予測をしていた時、
消しゴム落とした。
それは、二つ斜め前の席まで転がって
座っていた女の子が拾ってくれた。
後ろを振り向き
『はい。この消しゴム可愛いね!』って、
ニッコリ笑って返してくれた。
その笑顔を見たとたん、
ズッキューン♪ って音が聞こえた。
アカン…やられてしもた……(///∇///)
名簿を見ると、名前は【上原 心結】
それが、俺の初恋の相手となった。
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