真っ直ぐな白

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『ごめん、別れよう。 俺に(はな)のことは幸せにできない』 忘れもしない、高校一年のある日のこと。 少し俯きながら、別れを告げた彼はとても苦しそうで。 中学生の時から付き合っていた私たち。 だけど別々の高校になってから、二人の時間は当然減って寂しさも増えてきた。 それでも私は、彼の隣にいれるだけで十分だったのに。 胸が苦しくなって、視界が涙で歪む。 ああ、苦しいなって。 どうして人を好きになると、こんなにも苦しくなってしまうの…?
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