161人が本棚に入れています
本棚に追加
「花、また考え事してんのか?」
突然声をかけられて、はっと我に返る。
教室の窓の外をぼーっと見ていた私に、一人の男が話しかけてきた。
それは今の彼氏である、雄大。
雄大には数え切れないくらい助けられてきた。
前の彼氏に別れを告げられてから、ずっと落ち込んでいた私。
泣いてばかりの日々、最後には恋なんてもうしないと心に決めたほど。
その日から男の人と話すのは一切やめ、これから先男の人と関わることはないと思っていた。
それから一年以上経ち、周りから男嫌いというレッテルが貼られてしまったけど、それもどうでも良かった。
最初のコメントを投稿しよう!