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私はカイトの座る椅子を探した。
秘密の部屋と言ってもかなり広い。
ガサガサ。
「個々ら辺に…
きゃ!」
急に後ろから羽交い締めにされた。
「ど、どうしたの? 急に。」
なるべく平静を保とうとするけど、声が地味に震えてた。
「んーー、なんか美弥妃が可愛くて我慢できなかったからかな?」
え?
どう言うこと?
『可愛くて我慢できなかった』?
「ちょっと意味がわからないんだけれど…」
「美弥妃はそのままでいいんだよ。
…今ドキドキしてる?」
うっ。
してるけど…。
「昔と、全然変わってないじゃなぁーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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