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私はお花を入れるバスケットを右手に、鼻歌を歌いながらスキップで森に行った。
「もうすぐ着くわよ。凄くいい匂いがするのよ。
色鮮やかで、一日あそこに入れそう!
ルンルルンルル?ン♪」
茶色のレースアップショートブーツは、ヒールはあるけれど、いつもの靴より動きやすい。
スキップだけじゃ足りなくなってきて、クルクル回る。
「コラコラ、お姫様がそんなに回ってはいけませんよ。もうすぐ転んで…。
おっとっと。
ほら転んだ。全く美弥妃は明るいのはいいんだけど、明るすぎるんだよ。
ま、俺のお嫁様は明るいほうが良いけどね。」
そう言ってカイトは私のオデコにキスを落とした。
体中が熱くなってくる。
「もつ!そんなに私はオッチョコチョイじゃないわよ!」
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