4.優しくて紳士、そしてイケメン

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「ガサッ! やぁ、お嬢さん。」 「わっ! …そうだったね。カイトにだけ個々に部屋がある事を教えたんだったね。 でもそんなに驚かさないでよ。 びっくりしてドレス踏んで転んでしまったらどうするのよ。」 個々は室内の筈だけどカイトの顔がキラキラ輝いて見える。 なんて美しい顔なのかしら。 あの頃とは打って変わって、紳士的で優しいわね。 「ところで美弥妃。俺の分の椅子は用意してないの? ひどいなぁ。ハハハハハ!」 「もう、冗談はよして頂戴。そこら辺に前追いた気がするけど…。」
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