勝者の驕慢

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凛々しく気高き騎士団長であった筈のクーデリアは今やその引き締まった肢体を野卑な視線に晒しながら侵略者や売国奴に奉仕を強いられる身に堕ち、スティリアがその姿を愕然として見詰めているとポポフとキャラガンがクーデリアに近付きトレイから飲物を取った後に野卑な視線で露になった谷間や太股をなめ回しながら口を開く。 「騎士団長たる身で奉仕に精を出すとは感心だなあクーデリア、だがその格好ではお前の部下達と同じだぞ」 「ああ、騎士団長たる物部下を率先せねばならん筈だ、そんな衣装では率先しているとは言い難いなあ」 (……こいつら、恥ずかしくないのかっ!?) ポポフとキャラガンの余りの言い様が逆鱗に触れたスティリアはポポフとキャラガンに声をかけようとしたが、それに気付いたらしいクーデリアはスティリアに視線を向けるとほんの少しだけ微笑みながら小さく頭(かぶり)を振り、その儚い微笑みを目にしたスティリアが思わず言葉を飲み込んでいるとクーデリアはトレイをポポフに差し出しながら口を開いた。 「……仰有る通りです……騎士団長たる者なれば覚悟を示さねばなりません、お持ち頂けますか?」 クーデリアの言葉を受けたポポフは野卑た笑みを浮かべながらトレイを受け取り、クーデリアはゆっくりとメイド服のボタンを外し始めた。 スティリアが呆然と見詰める中、クーデリアは静かにメイド服を脱いで行き、やがて微かな衣擦れの音と共にクーデリアの足下に脱がれたメイド服が墜ちる。 騎士団長らしく鍛えられ引き締まった肢体に柔らかに隆起した双丘と滑らかな弧を描く臀部にその肢体を隠微に飾る扇情的なデザインの下着、佇むクーデリアの姿は美しさと官能がない交ぜとなった妖しい色香を漂わせており、同性であるスティリアでさえ思わずその姿に見とれてしまう。 「……ありがとうございます、来賓の皆様にお飲物を渡して参ります」 「……しっかりと奉仕してくるが良い、そのふしだらな身体でな」 クーデリアがポポフに声をかけるとポポフは野卑た笑みと共に応じながらトレイを渡し、クーデリアはそれを受け取るとナルサスの所に歩み寄り飲物を奨めた。 ナルサスは相好を崩しながら飲物を受け取るとクーデリアの扇情的な姿をなめ回す様に見詰め、スティリアが崩れそうになる表情を無理矢理固めながらその様子を見詰めているとトレイを手にしたクーデリアが近付き声をかける。
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