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「ダメですか?」
うっ…。今度は大きな目に涙をうるうるさせて、見上げてきた。
…そうか、こうされたら女でも弱いんだ。
「ダメってことはないけど…。あなた、可愛いし。明るくて楽しい子だから」
「じゃあ、OKですか!」
どっどーしてそうなる?
「大丈夫です! 先輩を幸せにする自信あります! だから…」
ふわっと彼女の良い匂いがした。
…と思ったら。
「~~~っ!」
キス、された。
とっ唐突な子だ…。
「わたしだけのお姉様になってください!」
「おっお姉様?」
なっ何か違う…。
「はい! わたしだけの愛しい人…」
うっとりして、見上げる目から逃げられない。
「ぜぇ~ったいっ! わたしが幸せにします!」
コレは………カクゴするしかないのか?
「よっよろしくお願いします」
「はい♪」
ヤバイだろう…ヤバイけど、この子からは逃げられる気がしない。
いや、もういろんな意味で。
捕らえられたのは彼女ではなく、アタシの方…?
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