好き/嫌いと得意/不得意の区分について

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好き/嫌いと得意/不得意の区分について

よく面接で 「貴方の得意なことを教えてください」 という質問があります。 私は学生時代だらだら生きていたのでこの質問は不得意でした。 「ないです」と答えるわけにもいかず(そう答えた会社は落ちました)、結局、うまく答えられた試しはありませんでした。 同じような悩みを持つ方もいらっしゃるのではないかと思いまして、会社で教えてもらって、それ以降自分も目標設定などに活用しているフレームがあるのでご紹介します。 ある事象を ・好きと嫌い ・得意と不得意 で分ける、という考え方で、 下記の4パターンの組み合わせになります。 ・好きで得意 ・嫌いだけど得意 ・好きだけど不得意 ・嫌いで不得意 さらに、下記のように定義してみます。 好き/嫌いは自分の感情 得意/不得意は他者からの評価 こう定義すると、最初の質問は 「貴方が周りの人から褒められたことを教えてください」 と言い換えることができます。 そうすると、事実を基にしたエピソードトークになります。 面接官には、「ああ、この人はちゃんと自分の長所を客観視できているな」と映ります。 ちなみに不得意なことを言う場合は、「そのため、こう克服しました」とセットです。 好き嫌いは克服が難しいですが、他者評価は変えられます。 まとめるとポイントは3つあります。 1. 自分で自分の良いところを言うのはおこがましいと制限する必要はない(他者が言ってくれた事実を述べればよいだけ) 2. 逆に自分は得意だと思っていても、他者に評価されないものは価値を出しづらい 3. 得意を伸ばすというのは、他者に評価される事象を伸ばすということ 2.を補足すると、面接官はその人の得意を会社の仕事に繋げたいので、「早食いが得意です!」みたいな回答だと、いくらそれが友達にウケがよかったとしても、「う~ん、それはうちにどう役立てられるんだ」となってしまうので注意が必要です。 最後に、「私のことが好き?」と問われた場合は、完全に主観で情熱的に押し切りましょう。 という話でした。 しばらく短いテーマで書いてみます。
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