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一次情報と二次情報について
本を読んでいたら久しぶりに一次情報という単語が出てきて、最近私は二次情報ばかりで物事を理解したつもりになっているかもしれないと感じました。
平たく言うと、
一次情報は当人が直接体験したことや考えたことで、
二次情報は他の人から得たものです。
本来的には、一次情報ありきで、二次情報は論理の補足に使うものと私は解釈しています。
一次情報の方が価値があって云々みたいなことは他でいくらでも書かれているので、この単語から想起されるゲーム業界の最近の現場について書いてみます。
ゲームの現場では、データを調べなさいと言われます。
インターネットを介するゲームは、プレイヤーの行動情報がデータベースに蓄積されます。
昔はプレイヤーがどういう遊び方をしているかを調べる術がなかったのですが、今ではプレイヤーの行動はデータ上で解析できます(※念のため補足ですが、当然、個人情報やプライバシーに関わる部分、法的に規制されている内容は当人の許可なく取得できません)。
身近なところでは、Amazonなどで見られる「あなたへのオススメ」なども同じ理屈です。
ゆえに、
著名なゲームクリエイターの○○さんが仰っていたXXXXの論理
よりも、
いま目の前にいるお客様はどうしたいと思っているのか
を集約したデータの方が活かされるようになりました。
良い面、悪い面ある中で、あえて良い面だけ書きますが、この文化は関係性をフェアにします。
力のある者の発言が通るのではなく
で、実際のところ事実はどうなの?
というコミュニケーションになりやすいためです。
そのためか、インターネット業界は全般的に年功序列がなく、プロスポーツ選手のように成果主義の方が多い印象を受けます。
以前に雇用形態を他の業界ほど気にせずとも良いと書いた理由でもあります。
良い面、悪い面あるかとは思いますが、若い頃から活躍したいと考える方にとっては、インターネット業界は良い戦場かもしれません。
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