センスがある人について

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センスがある人について

ゲーム業界、センスという言葉に敏感です。 みんな内心「センスあるね」と言われたい。 この誉め言葉の持つ甘美な喜びは創作モチベーションを高めてくれます。 では、センスがあるというのはどういう状態を指すのかというのを考えてみました。 たくさんのアイディアを持つ人、課題を解決できる人、仕事が早い人…… 色々と考えてみたのですが、結論から述べますと、 形容詞をわかりやすく表現できる人はセンスがある と定義することで、自分の中ではしっくりときました。 形容詞には、大別すると以下の2種類があります。 ・属性形容詞(硬いとか大きいとか赤いとか、物事の性質を表す形容詞) ・感情形容詞(かわいいとか切ないとか暑いとか、人の気持ちを表す形容詞) 属性形容詞は対象を他と比較するなどである程度言語化することができますが、 後者の感情形容詞を、形容詞を使わずに、かつわかりやすく説明ができる人はセンスがある。 よくゲームの世界では、面白いをどう定義するかが議論になります。 こんな時に、面白いをわかりやすく説明できる人はセンスがある、みたいなイメージです。 今回は定義までで恐縮ですが、「では、どうすればそれができるのだろう」という観点から色々と本を読んでおりまして、また考えがまとまったら続きを書いてみます。
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