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個人製作のゲームについて その2
今回からRPGというジャンルについて書きます。
RPGはロールプレイングゲームの略で、ロールプレイとは、その世界での役割・ロールを演じて楽しむことです。
ゲームにするためにはプレイヤーの行動に目的が必要ですので、一例として、お姫様がさらわれたといった大きな課題を作ります。
そしてそれを解決するための道筋を作ります。
姫を助けるためには魔王を倒さなければならない
→そのためには伝説の剣が必要
→伝説の剣はどこにあるのかわからない
→○○村の村長が知ってるらしいが偏屈な老人なので協力してくれない
→○○村は魔物に襲われて困っている
→魔物を倒すことで村長は協力的になってくれる
→魔物を倒すためにはレベルアップが必要
みたいな、よくある流れです。
小さな課題解決を通じて、
このゲームの舞台がどういう世界・構造になっているかを学んでもらい、
その過程でプレイヤーが強くなり役割同士の協力が生まれ、
より困難な課題解決ができるようになるという成長実感がモチベーションになり、
最終的に最も困難な課題を解決するとご褒美が待っている、
というのが基本構造です。
余談ですが、小説でRPGを描ける方は本当にすごいです。
ゲームですと、最終目的を達成するまでの過程において、小さな達成感をそこかしこに詰め込みます。
大筋の物語性によるけん引以外にも、レベルアップによって新しい技を覚えて強い敵と戦うといった成長要素や、ダンジョンの探索やレアアイテムの獲得といった冒険要素を細かく積み重ねていきます。
また、ゲームは、多くの情報を映像や音楽で感覚的に伝えられます。
これらの要素を、キャラクター同士の掛け合いと小説の展開だけでけん引しており、かつ、小説では全てを描写を文字で書かねばならないため相当な筆力を必要とすると思います。
次回は、個人製作のゲームにおいてRPGを作る時に躓くポイントを書いてみます。
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