寒くなると恋しいよね

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 待ち合わせは、駅から少し離れた大きな公園。  最初は駅構内で待ち合わせにしようと思ったのだけど、お互いの顔が分からないかもしれないと言うことで、人の少ない冬の公園で待ち合わすこととなったのである。  待ち合わせ時間は14:30。  気が流行ってしまった私は家を早く出すぎてしまい、待ち合わせ場所からの最寄りの駅には14:00に着いてしまう電車に乗ってしまった。    電車の中では彼への想像が広がってしまい、ニヤケてしまうのを抑えきれない。  当時、私よりも背が低く、年齢よりも幼かったのに、それがあんな素敵な大人の低い声になっていたのだ。  それに、当時は年齢よりも幼かったとは言え、元々の顔の作りは結構良かった。  一体、今現在どんな男の子になっているのだろう?  私の想像のMAX値は、振り切る勢いである。  なんてそんな想像していると、私の乗った電車はあっという間に待ち合わせ場所のある駅の目前まで来てしまう。  遅れることなく待ち合わせの14:30よりも30分も早く駅に着いてしまいそうである。  この14:30という時間、偶然にもいつも私が彼氏のいないもう一人の友人と待ち合わせる時間と同じなのである。     
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