1人が本棚に入れています
本棚に追加
「しっかしあの副団長様が複数プレイや鞭が大好きなド変態だとは思わなかったなあ」
「ああ、朦朧としながらおねだりし続けてんだから余程の好き者だぜ、従兵には分け前やろうとしねえんだから余程だぜ」
「まあ、幾ら好き者のド変態副団長でも明日は持たねえだろう、足腰立てなくなるまで可愛がった後は泣いて分け前せがんでた従兵にもたっぷり分け前をくれてやろうぜ」
散々にイライザを嬲り弄び続けていた3人のエルフ兵達の手前勝手な会話を聞いたロジナ候国の兵士達は蔑みの笑い声をあげ、それから彼等は一頻りイライザとエリーゼを嘲笑った後に満足した様に自分達のテントへと戻って行った。
「……イライザ様、イライザ様、しっかり、しっかりしてイライザ様」
「……ゼエ……ゼエ……ッ……え……エリー……ゼ……ぶ、無事……か?」
エリーゼが泣きながらイライザに声をかけると朦朧とした表情のイライザは掠れきった声でエリーゼに呼びかけ、エリーゼは大粒の涙をボロボロと溢しながら言葉を続けた。
「……イライザ様……もう、もう止めて下さい、これ以上……これ以上……されたら……イライザ様……壊れちゃう……壊されちゃう」
「……本望……だ……エリーゼ……御前を……護る為なら……壊されても……構わない」
エリーゼの声を受けたイライザは朦朧とした表情のまま覚悟の言葉を告げ、エリーゼが涙でグシャグシャになった顔で敬愛する副団長の顔を見詰めるとイライザは朦朧としながらも微かに微笑みを浮かて言葉を続ける。
「……嬉し……かった……私を……慕う……その心根が……いじらし……かった……私に……尽くす……その姿が……愛しく……なった……御前の……存在……全てが……護りたく……なった……この身……汚され……この心……砕かれ……様とも」
朦朧とする意識を懸命に保たせて哀しげに微笑みながら想いを告げたイライザの瞳から涙が一筋零れ、それを目にしたエリーゼは溢れる涙で顔をグシャグシャにしながら口を開く。
「……っく……ひっく……憧れ……でじだ……ぞの……剣技が……ひっぐ……目標……でじだ……ぞの……振る舞い……が……ひぐっ……だいずぎ……でず……づよぐで……やざじい……あなだが……あいじでます……イライザざまあぁぁ」
最初のコメントを投稿しよう!