インターミッション1

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そこからの記憶が無い。 体中が寒くなり、俺は目を覚ました。 地面にぶつかったかのように体も痛む。 気が付くと、俺は裸になっていた。 「……!」 店のガラスに映る俺は、あの女性の姿になっていた。 そんな魔法みたいなことあるはずがない。 「……!!」 ない!俺にあるべきはずのものがない。 「……!!!」 声が出ない。声を出そうとしても声が出ない。 そうこうしていると、仲間も目を覚ました。 俺は、助けてもらおうと近付くが。 「なになに……「その女は好きにしろ。俺は兵部マコトを追う。」……兵部を追ったんだ。」 「俺たちも追うか?」 「いや、あの人は俺たちよりも強いからな。」 そうだろうそうだろう。って違う違う。俺はそんなもの書いてない。 「追って行けたってことは、あいつの運命操作にも負けなかったってことだしな。」 「だな。やっぱ、すげーよ、あの人は。」 そうだろうそうだろう。って、だから違う違う。俺はここにいる。 「こいつ、どうする?」 「好きにしていいってことは、好きにしていいんだろ。」 「だな。」 俺は、逃げようとしたが、あっさり二人に捕まった。 力で振りほどくこともできない。 走って逃げることもできない。 声を上げることもできない。
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