インターミッション2

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倉庫の中は、ホルマリンか何かの液に浸けられたカエルやコウモリに、イモリ?……いや、ヤモリ?……分厚い本や巻物、人間が入り込めそうな鏡や絵画、様々なものがあった。 この前はこの絵の中に入って、難を逃れたけど、それはもうマコトに話してしまったし、今回は変えようか。 私は、倉庫の中を奥へ奥へと進んでいった。 こんなに奥にまで来たのは初めてだ。 というより、 外から見ると、教室ほどの広さしかないのに、体育館より広く感じる。 やっとの思いで奥までたどり着くと、そこには金属の扉があった。 硬くて重い。 私の念動力でも動かすことができなかったが、 「待って。勝ちたいんだろ?入らせてやるよ。」 どこからかやって来た少年……当時の私たちと同じぐらいの年齢の少年……が、扉に触れると、それは突然パカリと開いた。 どこかに隠しスイッチでも、あったのだろうか? 中には、人の皮ののようなものが大量にあった。 「う、うわぁ……」 「あいつも、けっこう研究を重ねたものだな。これなら、計画も成功するかもな。」 少年がポツリと言った? 「え?」 「いや、何でもない。こっちの話だ。それより、勝ちたいんだろ?その皮に入ったらどうだ?」 確かに、人の皮に見えるそれの中に入ってしまえば、どこから見ても私だとわからなくなる。
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