年の瀬に脚を失い

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年の瀬に脚を失い

忘年の飲み会の途中、花摘みにと席を立った折、足を挫いてしまった。 近所の居酒屋で、店自体はワンフロア、平屋構造なのだけど、 客席が入り口より少し高い位置の…中二階?のような場所にあり、御手洗に行くにもちょっとした段差を下る必要がある。 その段差でしくじり、全治三週間となった。 まともに歩けないため、年末全ての予定がキャンセルとなり、現在蟄居を余儀なくされている。 暇だ。看病のため、実家へ強制送還された私。要介護レベル、いくつか。 やらかしてから数日間は、五体不満足のママ、買い置きしていたカロリーメイトやら納豆やらで飢えを凌いでいた。 貸家がみるみる荒廃してゆくのを眺めながら、「じきにここも腐海に沈む…」など、セルフネグレクトを味わっていたのだが、 偵察に訪れた家令に「いけません!」と引き摺り出され、部屋が瞬く間に掃除されてしまい、私は故郷へと上洛相成ることに。今に至る。自傷ナウシカごっこおわり。 生命は保証された。 が、退屈なものは退屈に違いなく。 少なくとも、駄文投稿用に会員登録したサイトへ日記を投じるべく、表現を練り無駄に修辞を凝り、などする程度には。 歩けないことを除き、他は健康優良児そのものもなのだ。 思考は明瞭、指先は衰えず、寧ろ身体を動かせない分、呟く送信は無駄に活性化し。 ツイッター、流れちゃうんですよね。自己愛が強く、自分の書き記した文章を時折見返す程度なので、どこか長期的に保存・追加、更改・参照を求めていた、2018年の秋?冬にかけての自分。 ブログを開設するのもなんだかなあ、どうせ誰も見ないでしょ、 僕は承認欲求も強いほうなので、どうせなら多くの人に見てもらえるところの方が良い。 そうして色々考えているうち、このサイトが良いかなあ、なろうと比べ、僕の書きたいものに合っている、など。 いや、これは後付だ。入力している今この瞬間に打っている、エブリスタさんへのインスタント媚。動機なんてそんなもの。 入力文字が千と限られている、エッセイだからこんなに少ない?本筋の小説ならもっと多い?昔使ってたピクシブさんは一律3万だったな、など。 これを書き出した当初、もう少し中身のある話にするつもりだったな、とか、最初だし、まあこんなもんか、とか考えながら、筆を置くことします、平成最後の大晦日、2018/12/31, Mon.良いお年を。
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