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結婚してくれるのかと言ってから、悠鳥は一緒にはいてくれるが結婚のことは考えていないかもしれないとアレースは思ったが、取り消すことはなかった。
「……ふふふ。生きていて、人間と同じ場所で暮らしていてこんな気持ちが芽生えるとは思わなかった。妾は、アレースにずっと笑っていてほしい。付き合ってすらおらんが……結婚してもいい」
その言葉にアレースは声も無く驚いた。思わず涙を流してしまうほどに。まさか、結婚してもいいと言ってもらえるとは思ってもいなかった。
白龍を助けに行っているエリスたちが大変な時に、自分は何をしているのかと思わないでもないアレースだったが、後悔したくはなかったのだ。
ウェイバーが言っていた通り、自分は悠鳥が好きだったのだ。そのことをウェイバーに言ったら、喜んでくれるだろう。それと同時に笑いながらからかってくることは目に見えている。ずっとウェイバーが言っていたのだから、言った通りだっただろうと言うに違いないのだ。
「結婚式はどうするのじゃ?」
「……文章で報告かな。今は忙しくはないけど、これから忙しくなるだろうしな」
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