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「それよりもじい、ご飯できてる?私もうおなかペコペコで」
「そういや、もうこんな時間か」
俺は壁にかかっている時計を見たらもうすでに5時半になっていた。俺的にはまだ晩ご飯にはまだ早いと思うのだが―。
「じい。今日の晩ご飯は?」
「本日の晩ご飯は『ウィレットガニ』でございます」
「いいねー」
彼女は嬉しさのあまり口からよだれが出ていたので俺は「可愛いな」と思った。
「あっ、いい忘れてたけど、あなたも一緒に食べるのよ」
「いいのかよ?そんなの」
「いいに決まってるでしょ。だって、あなたは私の未来のお婿さんなんだから」
「ずっと、気になってたんだが、お前は今日初めて出逢ったこの俺のことを好きになったんだ?」
彼女の顔は少しずつ赤くなっていった。
「それは?」
「いや、言えないのならいいけどさー。俺はただ気になっただけ。あと、俺は嬉しいぜ」
「そんなこと言われたら?」
「あのー、お話のところ悪いのですがシャリーナ様お風呂にいたしますか?」
「えぇ、そうするわ」
「かしこまりました。それでは、達也様お部屋にご案内させて頂きますので」
俺は風呂に行ったシャリーナと別れ、執事さんに自分の部屋へと案内された。
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