第四章 ギルド会員登録と初めてのミッションの準備

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「あのー、『ブラック・グランディー・ソード』の耐久力の問題ってどうにかな りますか?」 「もちろんありますが、それをするにはあるミッションをクリアしてもらわな いといけないのですが、それでもよろしいですか?」 なるほど、手はあるのか ー。 「では、そのミッションというのはどのようなミッションですか?」 「それはですねー、レベル35以上の人でないとできないミッションなんで す。いくら、あなたがまれに見ない特化しただとしても無理ですね」 「では、今どれくらいのレベルか分かりますか?」 「はい、方法はあります」 「それは一体どのようなものですか?」 「簡単に言うとバトルをしてもらいます」 「バトルですか?」 「はい。どうしますか?」 「では、おねがいします」 「わかりました」 「では、この書類にサインをおねがいします」 俺は書類にサインをしてレベルチェックバトルをすることになった。 「あなた、ほんとに何者?」 俺は手続きが終わったので、シャリーナと村のを歩いていた。 「だから何回も言ってるじゃん、俺はただの男だって?」 まー、俺自身もなんでこんなすごい力を持っているのかわからないのだが?。 「ホントに―?」 「あー、ホントだよ?」 「まー、いいわ。こんなことずっと聞き続けたところでだから」 「そうしてくれ」 俺はこれ以上追及されると困るし、俺が異世界から来たということを知られる と少々面倒なことになるかもだからなー。たぶん、誰も信じないだろうけど。 「それじゃー、達也。宿に行こうか」 「それは、いいけどあてはあるのか?」 「えぇ。もちろん」 「なら、大丈夫だな」 こうして、俺たちは宿へと向かった。 「はい。到着」 「ここか?」 俺はシャリーナに連れられて宿にやってきたのだが。俺が見たのはどう考えて もお屋敷にしか見えなかった。 「おい。ここのどこが宿なんだ?」 「え?あー。言うの忘れてたね。ここ、私の家の別荘」 「え?別荘?」 俺は「こいつ、何言ってんだ?」という言葉が頭の中で満ちていた。 「だーかーらー。ここは私の家の別荘なの」 「お前はお嬢様なのか」
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