第四章 ギルド会員登録と初めてのミッションの準備

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「えーまー、世間的にはお嬢様なのかしらね」 お嬢様って、大きい家の中でおとなしく暮らしているイメージがあるのだが?。 「じゃあ、なんでお前は俺と一緒に冒険に出ようとしているんだ?」 「それは、『こういうのもいいかな?』と、おもったから」 「あー、そうなんだ」 「そうよ、これで分かった?」 「あー、わかったよ」 こうして、俺たちはシャリーナの別荘へやってきた。 「これはこれは、『ロンジェリーナ・ウィンバルト・シャリーナ』お嬢様」 「久しぶり、じい」 「久しゅうございます」 「だーかーらー。その堅苦しい言い方やめてよねー」 「分かりました。お嬢様」 だから、そういうとこ、と彼女は『じい』という人にいい続けていた。 「ところで、シャリ―ナ様。この方は?」 「あー、自己紹介し忘れていました。僕の名前は横山―」 「この人は、横山達也くん。私の彼氏よ?」 はっ?何言ってんだこいつと言おうとしたのだが。 「そうでしたか、彼氏さんですか」 えらいこの人冷静だな。って、そんなことよりも。 「あのー。僕、シャリーナの彼氏じゃないのですが?」 「そうなのですか?シャリーナ様、横山様はこのように言っておりますが?」 「まー。まだ、仮の彼氏みたいなものだから」 「そうですか」 ふー危ない変な誤解を生むところだった。
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