白い繭

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 ただ私はあまり気が乗らない。なぜなら、私はホラー的な事柄が苦手なのである。お化け屋敷なんて入れないし、ホラー映画や番組なんて安心して見れそうな部分以外目を下に向けて背けてしまう。唯一怖がらなくていいのは怪談や友達のそういった話だけは聞いてられる。そういったテレビ番組だってそうである。なぜ私がこのゲームを買ったのか。その理由は二つある。一つはゲームなので自分のペースに合わせてストーリーやアクションを進めることができるからである。もう一つは金を払う前まで私はこのゲームをなぜか手に入れたいと強く思ったからである。その理由は私にもよく分からない。面白い感じで勧めてくる広告をテレビ番組の間で勧めてきたからかもしれないが。  私は身支度を済ませて早速ゲームに取り組むために準備する。ゲーム機を接続してテレビで映してやるのが一般的なこの機械ではあるが、私はそこから情報共有しているコントローラが繋がったノートゲームでやるのが私の好みスタイルである。テレビを見たい時に邪魔にならないからである。早速接続してみると、BGMと共にオープニングが流れる。そしてタイトルで何かしらのボタンを押した後、主人公の制作である。主人公は体格や顔など元から用意された物を細かく変更してできるらしいが、私は最新技術である自分の全体写真を撮ってこのゲーム機に入れ込むという技術を使ってみる。スマホから赤外線などで送信する方法とパソコンメールに添付して送る二つあるが、私は前方である。  設定は自分の住んでいる”神奈川県”を登録した。最初の始まりは横浜駅の改札口を抜けて色んな路線のホームの入り口である通路である。私は眠くなるまでゲームをした。電車に乗れば窓にうっすらと人の顔に様々な騒めき声、主人公を含め乗客は。やや気分を悪くしているなど確かに起きそうな怪奇現象があらゆるところまで起きていた。
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